電気を使わないで行う、無電解めっきの一種。

めっき液に含まれる還元剤の酸化作用で放出される電子により、めっき液に浸した対象物(めっきしたい物)に、金属ニッケル皮膜を析出させるめっきです。

ポイント!高木特殊工業のカニゼンめっきについて

弊社のカニゼンめっき液は、環境配慮型の鉛フリーのめっき液を使用しています。
また鉛フリーめっき液の中でも、耐蝕性の高いめっき液であり、つきまわり性能も比較的高いめっき液です。
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PTFE複合無電解ニッケルめっき(テフロン複合めっき)

電気を使わないで行う、無電解めっきの一種。無電解ニッケルめっき溶液中にPTFE(テフロン)粒子を添加しためっき。

一般的なフライパンなどのテフロンコーティングとは違い、ニッケルの金属皮膜中にPTFE(テフロン)粒子が3~6wt%入っているめっき。

このめっき被膜表面は、高い撥水性と、高い自己潤滑性能も持ち合わせている。

ポイント!高木特殊工業のPTFE複合無電解ニッケルめっき

PTFE複合無電解ニッケルめっきは保存やめっき工程がデリケートなため、日本国内でも実施しているめっき企業は殆どありません。
動摩擦係数の評価試験では、他のめっきと比較しても動摩擦係数の減少と安定性が向上するっ結果が得られました。
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セラミック‐カニゼン‐複合めっき

電気を使わないで行う、無電解めっきの一種。

複合カニゼンとも言われ、カニゼン(無電解ニッケル)めっき浴中に、種々の酸化物・炭化物および窒化物等の微粒子を添加し(主成分はSIC)、めっき析出と同時に、これらの微粒子を皮膜内に析出させる表面処理法。

めっきされた皮膜は、高い耐摩耗性と、耐蝕性を持つ。

硬質クロムめっき(工業用クロムめっき)

電気を使う、電気めっきの一種。

クロムによるめっきは、耐候性に優れ、電気めっきの中ではビッカース硬度800~1000と最も高い硬度を持つ。また耐摩耗性に優れ、工具、機械部品などの耐摩耗用めっきとして広く用いられる。

また、硬質クロムめっき層が摩耗した際も再度めっきを施すことも可能なためコスト的にも利点が多く、生産現場では広く使われている。

ポイント!補助陽極を使った、高木特殊工業のクロムめっきについて

電極からの距離が不均一な、凹凸形状や、狭い溝などの個所は、めっきが乗らなかったり、めっきの厚み差が大きくなってしまいます。
めっきの厚みを、できる限り※1均一に近づけるためには、めっきをしたい表面と電極との距離を、均一にする必要があります。
弊社は製品に合わせて、補助陽極を1点1点作り込むため、精度が高く、かつ厚みのあるクロムめっきが可能になります。クロムめっきについてはこちら

めっきの特徴比較