潤滑性、耐摩耗性が飛躍的に向上するPTFE複合無電解ニッケルめっきとは 潤滑性、耐摩耗性の向上 めっき工程での変形なし 窒化処理の代用 カジリ・焼付への対策 PTFEはポリテトラフルオロエチレンの略称で、フッ素原子と炭素原子のみからなるフッ素樹脂のことを言い、一般的にはテフロンの商品名で知られています。 PTFE複合無電解ニッケルめっきはテフロンコーティングとは違い、ニッケル金属皮膜の中と表面にPTFE粒子が分散し、原子単位で皮膜を作るため剥がれにくい、という違いがあります。 潤滑性、耐摩耗性に優れ、めっき工程で製品の変形はなく、窒化処理などの代用として使用されるケースもあります。 PTFE複合無電解ニッケルめっきは一般的な無電解めっき溶液よりも、繊細で不安定なものですが、日本で最初にPTFE複合無電解ニッケルめっきの部品量産対応をさせて頂いて来た、30年を超える経験とノウハウで、安定した品質でめっきすることを可能にしています。 ※令和3年1月より、弊社のすべてのPTFE複合無電解ニッケルめっき(テフロン複合めっき)製品はPFOA(ペルフルオロオクタン酸)フリーです。 用途 PTFE複合無電解ニッケルめっき 潤滑油での対応が困難な場所に使用される部品の被膜。例えば、自動車の駆動系ユニット内部、ペダル類接合部、また工作機械やロボットなどの産業機械部品の回転、駆動力伝達部などです。部品としては、ワッシャーやシャフト、ピン、駆動伝達プーリーの他、接続部品なども多くあります。 対応サイズ W700mm×D500mm×H700mm以下(参考値) めっき前処理液の層の大きさから、W700mm×D500mm×H700mm以下の大きさのめっきが可能です。(製品の単体重量が100Kgを超える場合は別途ご相談ください)また、ショットブラスト加工工程が必要な場合は、ショットの種類によって、可能な大きさが異なりますので、別途ご相談ください。 高木特殊のPTFE複合無電解ニッケルめっきが優れている理由 弊社のPTFE複合無電解ニッケルめっきが優れている理由は、「日本で最初にPTFE複合無電解ニッケルめっきの部品量産対応」を始めた企業として、国内のどこよりも多く、そして長い「経験とノウハウ」があるからです。 1987年当時、日本ではまだ日本企業によるPTFEの複合めっき液は生産されていませんでした。 弊社ではその当時から、欧米のPTFEめっき液メーカーと直接取引を開始。翌1988年からPTFE複合無電解ニッケルめっきの、自動車部品量産対応を開始しました。 この豊富な経験から、お陰様で関西や関東など、県外から多く弊社にPTFE複合無電解ニッケルめっきの加工を、ご依頼いただいています。耐潤滑性、耐摩耗性でお困りでしたら、ぜひ弊社のPTFE複合無電解ニッケルめっきをお試しください。 めっき工場の様子 めっき液の濃度確認 めっき液の建浴 配合後のめっき溶液 めっき作業風景 めっき槽の様子 テストピースによる膜厚確認 めっきの様子 めっき製品 各めっきの特徴比較 お問い合わせはこちらから