摩耗量測定試験(スガ摩耗試験)

研磨紙を貼り付けた磨耗輪と、試験片の間に、一定の接触荷重を与え、往復運動摩擦を行ない、めっきの耐磨耗性を調べる方法です。

試験条件

摺動回数 300

試験に使用しためっきについて

SE-666 耐蝕性、耐摩耗性に優れた環境配慮型(鉛非含有)カニゼンめっき液(硫黄フリー)
Pb系汎用カニゼン without S 鉛が規定値 Pb<1000ppm 含有している、高い耐食性のめっき液(硫黄フリー)
Bi系汎用カニゼン with S 一般的な鉛フリー汎用カニゼン(硫黄あり)
複合めっき セラミック‐カニゼン‐複合めっきで、弊社オリジナルになります。
PTFE 無電解Ni+P+PTFE(テフロン)を複合した、PTFE複合無電解ニッケルめっきです。

摩耗評価の試験結果

試験結果は下記のようになりました。今回は熱処理温度における各めっきの摩耗量を比較しています。

  •  各被膜において熱処理により摩耗量の低下が確認された。
  •  複合めっきの高耐摩耗性が確認された。
  •  カニゼンめっきにおいては、顕著な差は確認されなかった。

グラフ

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