優れた耐摩耗性と低摩擦、耐食性を有するセラミック‐カニゼン‐複合めっき

セラミック‐カニゼン‐複合めっきとは、セラミック カニゼン(Ceramic Kanigen®)とも言われるもので、その内容はカニゼン浴中に、種々の酸化物・炭化物および窒化物等の微粒子を適量添加し、カニゼンめっきと同時に、これらの微粒子を皮膜内に析出させる表面処理法です。この表面処理法により、めっきされた皮膜は、耐摩耗性および耐食性などの点で、非常に優れた性質を持つようになります。

用途

硬質クロムめっきの代用として

通常のニッケルめっきよりも、高い硬度を有する事から、シフトフォーク、ケーシング・ライナー、シリンダー部品など、硬質クロムめっきの代用としても、めっきされる場合もあります。一般的にセラミック粒子は比重が重いため、安定してめっき中に共析させることが大変難しいものです。

対応サイズ

W700mm×D500mm×H700mm以下(参考値)

めっき前処理液の層の大きさから、W700mm×D500mm×H700mm以下の大きさのめっきが可能です。(製品の単体重量が100Kgを超える場合は別途ご相談ください)また、ショットブラスト加工工程が必要な場合は、ショットの種類によって、可能な大きさが異なりますので、別途ご相談ください。

高木特殊のセラミック‐カニゼン‐複合めっきが優れている理由

弊社のセラミック‐カニゼン‐複合めっきが優れている理由は、PTFE複合無電解ニッケルめっきと同じく、「日本で最初にセラミック‐カニゼン‐複合めっきの量産対応」を始めた企業として、国内のどこよりも長い「経験とノウハウ」があるからです。

1986年、部品メーカー様と大手自動車メーカー様の部品にセラミック‐カニゼン‐複合めっきを対応させていただいてから、30年以上の実績と経験で、安定した品質のセラミック‐カニゼン‐複合めっきを提供させていただきます。また、高木特殊のセラミック‐カニゼン‐複合めっきは、その中でも良い潤滑性を持っています。ぜひ一度お問い合わせください。

めっき工場の様子

セラミック‐カニゼン‐複合めっき溶液

専用めっき槽

テストピースによる膜厚確認

めっきの様子(前処理)

各めっきの特徴比較